ずっと読みたくて、でも避けてきた本。
私が学校で心理学を勉強したい、と思うキッカケとも言える本だ。
覚悟してページをめくらなければならない。
私は本編にたどり着く前に、二度挫折している。
アウシュビッツに代表される収容所が作られる経緯、出来事が
細かく記されている。
そう、これは第二次世界大戦中にユダヤ人強制収容を舞台に
ある精神科医が人間の心理状態を考察した実話なのだ。
(この精神科医も囚人として収容されていた)
私は最初の2・3の収容所の解説を読んで諦めた。
もうダメ。吐きそう。。
解説を飛ばし、本編に移った。
本編は比較的、心理状態を裏付ける為に必要な状況説明と
心情に徹底されていて、何とか読み進められる。
人間の限界って何だ?
限界の先にある感情って虚無か?絶望か?愛か?
1ページ1ページが重くのしかかる。
本当に、読み進められない。
でも、実際にあったのだ。この日本にだって。
ほんのちょっと前のこと。
私の祖父母は経験してることなのだ。
戦争に限らず、人は簡単に鬼になれる。
鬼にならねば、人は生き延びることができない。
そういう時がある。
私は二度とこの本を読み返すことはないと思う。
でも一生忘れることはない。
夜と霧—ドイツ強制収容所の体験記録
V.E.フランクル (著), 霜山 徳爾 (翻訳)
みすず書房